派遣でスタートしてリスク回避

介護職が未経験の人は派遣がおすすめです。未経験の人が正社員で就業した場合には、短期間で辞めてしまう人が多くいます。介護業界と言うのは離職率が決して低くはありません。未経験であれば仕事をするだけでなく学ぶ事はたくさんありますし、仕事内容を把握していないので些細な事にも困惑してしまう機会が多いです。

そして、経験がない場合だと何よりも入社後のミスマッチが非常に大きいです。そのため、結局数ヶ月程度で辞める人が多くなってしまうのです。介護の仕事をある程度知っていればミスマッチが起こる余地が小さいので、正社員ではなくまずは派遣社員としてスタートするとよいでしょう。
また、介護職は資格なしでも働く事はできますが、資格を持っているのと持っていないのとでは給料に大きな差が出ます。そのため、働きながら資格取得の勉強に励む事をおすすめします。実務に携わっていれば資格の勉強の理解度が非常に速くなります。代表的な資格には介護職員初任者研修があります。これは以前のホームヘルパー二級と同等の資格です。働いている期間中に資格を取れるようにしましょう。

介護業界への就業や転職を考えていても、躊躇してしまうところがあると言う人にとって、派遣は最もよい働き方の一つだと言えます。実際に経験する事で得られるものは多く、将来の事を考えるなら実務経験を積むのは大切です。迷っている人は未経験の人にとってメリットが多い派遣について調べて、挑戦してみる事をおすすめします。

ちなみに、近年は紹介予定派遣と言うものがあります。正社員登用が前提となっている働き方で、一般的には6ヶ月程度の期間を経過すれば事業所との話し合いから直接雇用になります。もちろん、実際に働いてみて自分に合っていないと感じれば、その旨を通知して辞退する事もできます。